地域文化功労者文科大臣表彰 本県は折笠光助さんと藤田正雄さん

 
藤田正雄さん(左)と折笠光助さん

 県と県教委は25日、本年度の地域文化功労者文部科学大臣表彰の受賞者を発表した。

 芸術文化分野から元日本新工芸家連盟東北会長の折笠光助さん(81)=郡山市、文化財保護分野から元矢吹町文化財保護審議会長の(87)=矢吹町=が選ばれた。

 折笠さんは全国的な工芸美術分野の要職を長年にわたって歴任。日展で入選25回、日本新工芸展で入選9回など高い評価を受けている。1978(昭和53)年の皇太子、皇太子妃ご夫妻の来県に伴って作品を献上して以来、複数回にわたり皇室に献上されている。

 藤田さんは、矢吹町文化財保護審議会委員を25年務め、歴史の継承や文化財の保護に尽力。75年4月から5年間は町史編さん室長として町史の編さんに携わった。町文化協会の立ち上げにも関わり、現在は顧問として伝統芸能活動や文化芸術活動の推進に力を注ぐ。

 表彰式は11月1日、京都府で行われる。

 次世代育成にも協力

 折笠光助さん まさか自分が選ばれるとは思わなかった。40年以上、作品を手掛ける中で多くの出会いがあり、全員に感謝している。後世に残る作品づくりを続け、次世代の人材育成にも協力していきたい。

 文化財大切さつなぐ

 藤田正雄さん たくさんの人の助けを受けて、文化財保護活動を40年以上にわたって続けられている。文化財の大切さ、そして人間は歴史的な存在であるということを子どもたちにつないでいきたい。