昭和かすみ草、5億円突破 JA会津よつば、安定出荷体制で販売増

 

 JA会津よつばかすみ草部会が取り扱っている奥会津特産のカスミソウ「昭和かすみ草」の今年の販売額が5億円を超え、過去最高を更新した。コロナ禍で冠婚葬祭の需要が減ったものの、安定した出荷や自宅での需要の高まりなどが販売額増加の要因となった。

 同JAや昭和村などはカスミソウの品質や鮮度を保つため、同村にある農林水産物集出荷貯蔵施設(通称・雪室)の改修工事を行った。これまでは1日当たりの出荷量が既設予冷庫の最大入庫数を超えることが多く、品質劣化などが懸念されていたが、改修後は従来の1.8倍の入庫が可能となり、安定した長期出荷につながった。

 販売額の過去最高は1997(平成9)年の5億1000万円(当時は昭和花き研究会との合算)だった。今年の販売額の確定はまだだが、24日までの実績で5億3000万円を超えた。

 部会を担当する同JAの本名寛之主任は「オンライン商談会で、シーズン中のある一定量の注文をいただいたりした。一つの量は少ないが、積み重なって底支えになった」と話す。市場から定額制サービス「サブスクリプション(サブスク)」を取り扱う業者を通じ、サブスクの注文に応えられる「小さいもの」の供給も大きかったようで「緊急事態宣言の発令で自宅でも観賞する人が増えたのでは」と話した。