福島医大消化管外科、ロボット支援手術100例 「標準治療」近づく

 
ダヴィンチによるロボット支援手術の様子(福島医大提供)

 福島医大は26日、福島医大病院消化管外科で手術支援ロボット「ダヴィンチ」を使った手術が100例に達したと発表した。いずれも保険診療による手術で胃がん、直腸がん、食道がんを対象としている。同科部長を務める河野浩二消化管外科学講座教授(58)は「100例到達は、ロボット支援手術が標準治療になりつつあることを示している。安全、確実で患者にメリットが大きいロボット支援手術を広く知ってほしい」と話している。

 ダヴィンチは、医師がモニターを見ながらアームを操作して行う手術支援ロボット。人間の手よりも正確に動くアームで、がんの切除や臓器の縫合を安全、確実に行うことができる。前立腺がんなどでも多く使われている。

 消化管外科は2019年1月から2年余り、手術症例を重ねてきた。医大のダヴィンチはこれまで1台だったが、今月、最新鋭版の2台に更新した。消化管外科は今後、週1回行ってきた手術の頻度を高めていく。

 河野教授は「ダヴィンチを操作できる医師をさらに増やし、県内の他の病院でもこの手術が実施できるよう技術の浸透を図っていきたい」としている。