自宅療養者支援強化で連携 郡山市、迅速な健康観察や医薬品配送

 

 郡山市は、今後の新型コロナウイルス感染再拡大に備え、郡山医師会や郡山薬剤師会と連携して自宅療養者の迅速な健康観察や処方された医薬品を配達するための支援体制を強化する。品川萬里市長が25日の記者会見で発表した。

 支援体制強化の仕組みは【図】の通り。22日現在で市内の民間の医療機関83施設、薬局53施設が協力する。

 感染拡大で自宅療養者が急増した場合、医療機関の医師や看護師が電話で軽症者や無症状者の健康観察を行い、体調が急変した場合の迅速な対応につなげる。医療機関が簡易な医薬品の処方も担う。薬局は、医療機関からファクスで受けた処方箋に基づき、医薬品を調剤して自宅療養者に配送する。

  また、自宅療養者が急増した場合に健康観察から療養支援、受診調整を切れ目なく行うため、市保健所に自宅療養者に対応する24時間体制の専門部署を設置する。時期は市内の自宅療養者が50人を超えた場合で、市職員がパルスオキシメーターや食料の配布、自宅療養者の同居家族への感染防止対策などを行う。

 感染者急増時に訪問診療も検討

 市は、感染者数の急増で入院病床が満床となり、自宅療養者の症状の悪化で対面診療が必要な場合、医師や看護師による訪問診療や訪問看護、在宅での酸素濃縮器を使用するための体制づくりも検討する。

 会見で品川市長は「夏の感染拡大で医療体制が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養を余儀なくされた方が生じた。今後の感染拡大時に備え、医療体制を確保していく」とした。