「あぶくまもち」試食、特産化探る 飯舘・震災前に栽培水稲品種

 
あぶくまもちを使ったおこわ(右)と餅

 福島県と飯舘村は27日、村交流センター「ふれ愛館」で、東日本大震災前に村を中心に栽培されていた県オリジナル水稲品種「あぶくまもち」の求評会を開き、出席者があぶくまもちの加工品の試食を通じて新たな特産品化の可能性を探った。

 県や村、JAふくしま未来などから約30人が出席した。試食では、あぶくまもちを使ったおこわと餅が提供された。出席者は加工品を味わいながら、見た目や粘り気などの観点から食味や品質を評価した。

 出席者からは「粘り気が強くて味もいい。餅は、やや硬いが加工品の材料として使いやすい」「作付面積が拡大し、多くの人にあぶくまもちを味わってもらうことで村の農業振興につながってほしい」などの意見が出された。今後、出席者からの意見を集約し、加工品開発や作付面積の拡大に役立てていく。

 あぶくまもちは、今年5月に村内の水田16アールで実証栽培が始まった。先月の稲刈りでは870キロを収穫した。販売は行わずに加工品開発を進め、作付面積の拡大を検討する。