いわきの救急搬送収容...所要時間51分55秒、コロナ対応で24秒遅れ

 

 いわき市内の昨年1年間の救急覚知から医療機関収容までにかかった平均所要時間は51分55秒で、前年と比べて24秒の遅れが出た。傷病者の発熱有無の確認など、新型コロナウイルスに関する対応が求められたことが要因。26日開かれた10月議会一般質問で、市が明らかにした。

 市消防本部によると、2019年の市内の救急搬送時間は平均51分31秒。同年の国の平均は39分30秒、県は45分36秒となっていることから、市内の搬送時間の短縮が課題となっている。

 昨年の市内の搬送件数は1万2533件(前年比1636件減)、搬送者数1万1181人(同1241人減)で、いずれも減少しているが平均搬送時間は延びた。答弁した鈴木富康消防長は救急車両の感染対策に加え、救急現場で傷病者に発熱や呼吸器症状の異変、海外渡航歴の有無などを確認し、時間がかかったことを挙げた。

 市消防本部では市医療センターの救急ワークステーションで隊員らに対する病院実習を行っており、鈴木消防長は「職員教育を充実させるとともに、医療機関と連携して搬送時間短縮に努めたい」とした。