只見柳津県立自然公園が国定公園に編入 全国2位の広さに

 

 県は29日、会津6市町にまたがる「只見柳津県立自然公園」が「越後三山只見国定公園」に編入されたと発表した。編入は同日付。県は豊かな自然環境の景観保全などに取り組み、周辺エリアの知名度向上や交流人口の拡大を図る。

 越後三山只見国定公園は1973(昭和48)年に指定を受けた。今回の編入により喜多方、西会津、会津坂下、柳津、三島、金山の6市町の区域が追加され、面積は10万2895ヘクタール(福島県5万431ヘクタール、新潟県5万2464ヘクタール)で、全国57の国定公園の中で2位の広さとなった。保護規制の強化を進め、沼ノ平については開発行為などを許可制とする。

 ブナなどの自然林が保存され、カモシカといった大型哺乳類や希少猛禽(もうきん)類の生息地となっている只見川の源流域エリアから、里山の景観などが特徴の只見川の下流域エリアが含まれている。来年の再開通を控えるJR只見線の走行風景も公園の魅力を高める一部とされている。

 編入を巡っては柳津、三島、金山、昭和、只見の5町村でつくる奥会津5町村活性化協議会が2019年に県に要望。翌20年、県が環境省に編入に関する申立書を提出していた。協議会長の舟木幸一昭和村長は「要望してきたことが認められ、うれしく思う。関係町村が一体となって県と協力し、国定公園として自然保護や景観の保全に取り組むことで、地域の魅力アップにつながれば」と話した。

官報と県報告示

 越後三山只見国定公園の区域変更などに関する官報と、只見柳津県立自然公園の指定解除などについての県報が29日、告示された。