甲子園を目指す同級生 喜多方出身の投手、関東大会に出場

 
(右)茨城県大会の3試合で完投し優勝した猪俣さん=今月23日の決勝戦、(左)栃木県大会で全試合先発し頂点に立った斎藤さん=9月25日の準決勝

 喜多方市山都町出身の同級生で明秀学園日立高(茨城県)の猪俣駿太さん(17)と白鴎大足利高(栃木県)の斎藤祥汰さん(17)がエースとして各県の秋季高校野球県大会で活躍し、優勝を果たした。互いを「親友でありライバル」と話す2人。来春の選抜高校野球大会(センバツ)を目指して30日から始まる関東地区大会に挑む。

 山都小2年の時、猪俣さんは兄が所属していた会津喜多方リトルリーグで、斎藤さんは山都野球スポーツ少年団で野球を始め、4年のころに投手となった。中学生になると、猪俣さんは喜多方ボーイズ、斎藤さんは会津ボーイズに入団、硬式野球に打ち込んだ。

 「一緒に野球を続けているから頑張れる。互いに負けたくない相手」と常に意識し合う存在だ。中学3年の時、猪俣さんは日本少年野球選手権大会東北支部予選を勝ち進み、全国大会に出場。斎藤さんはFCT・民友杯県中学硬式野球大会で優勝するなど結果を残してきた。2人とも県外の高校の目に留まって進学。親元を離れ寮生活をしながら練習に励み、2年の秋季大会からエースを務める。

 最速142キロの猪俣さんは茨城県大会5試合のうち3試合で完投。準々決勝は投打で活躍し、今夏に甲子園に出場した鹿島学園高を破り、勢いそのままに頂点に立った。伸びのある速球とフォークボールが持ち味の斎藤さんは県大会6試合全てに先発、決勝は最後まで投げ抜き、ノーシードで栄冠をつかみ取った。

 今も無料通信アプリ「LINE(ライン)」や電話で連絡を取り合う仲。先に県大会優勝を決めた斎藤さんは「絶対、関東大会に来いよ」と猪俣さんに伝えていた。関東大会で顔を合わせるのは決勝の舞台だ。「決勝まで勝ち進んで全力で勝負しよう」。そう誓い合う2人が夢の甲子園に向かって突き進む。