なりすまし2900万円被害 郡山の80代女性 カードも盗まれる

 

 31日午後3時ごろ、郡山市の80代女性から、警察官を名乗る男に現金約400万円とキャッシュカードをだまし取られたと郡山署に通報があった。さらに、10月中旬にも孫を名乗る男から現金を要求され、計2500万円をだまし取られていたことも分かった。同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。県警によると、計2900万円の被害は、今年のなりすまし詐欺では県内の最高額。

 同署によると、同日午前10時ごろ、女性方に警察官を名乗る男女から「詐欺の犯人を逮捕した。あなたの口座からお金が下ろされているようだ」などと電話があった。女性が自宅に現金があることを伝えると、「偽造されているかもしれない」などと言われ、同11時ごろ、自宅に来た男に400万円を手渡した。その後、再び電話があり、自宅を訪れた男に封筒をすり替えられる手口でキャッシュカード6枚を盗まれたという。

 不審に思った女性が同署に連絡して被害が発覚。女性は10月中旬にも孫をかたる男から「会社で失敗したため、損失補てんのため現金が必要だ」などと複数回電話があり、東京都内の住所に2回に分けて現金2500万円を送っていたことも判明した。女性はカードの暗証番号も伝えたとみられており、今後被害額が拡大する恐れがある。