「ふたば自動車学校」10年半ぶりに教習再開 コースを全面改修

 
教習を前に車両を確認する職員

 浪江町のふたば自動車学校は1日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による約10年半の休業を経て、教習を再開した。震災後、双葉郡での自動車学校の再開は初めて。長沼克往社長(57)は「住民が帰還しやすい環境を整えることが地元企業の責務。古里の期待に応えたい」と話した。

 再開に合わせコースを全面改修し、車両や教室、事務所など全てを一新。一般の教習や検定も行うが、原発事故による住民避難で高齢化がさらに進んだため、帰還した住民向けに自動車免許の高齢者講習や、復興に携わる作業員を対象とした産業機械講習に力を入れる。12日には業務再開式と内覧会を実施する。

 同校は1963(昭和38)年、浪江町川添で浪江自動車学校として開校。81年に現在の同町高瀬に場所を移し、2010年に現在の校名に変更した。その後、震災と原発事故の影響で長らく休業を余儀なくされた。

 同校は随時、教習生を受け付けている。住所は浪江町高瀬字小高瀬198の3。問い合わせは同校(電話0240・34・2535)へ。