映画監督・樋口さん「神様」語る 須賀川特撮アーカイブ1周年

 
特撮に関する展示物などを解説した樋口監督

 須賀川市が特撮文化の推進拠点として整備した「須賀川特撮アーカイブセンター」で3日、開館1周年の記念イベントが行われた。「シン・ゴジラ」「日本沈没」などを手掛けた映画監督の樋口真嗣さんを招いたギャラリートークでは、同市出身で"特撮の神様"と称される故円谷英二監督の業績などが語られた。

 樋口さんは、円谷監督最後の長編「日本海大海戦」(1969年)の撮影で使用された「戦艦三笠」やウルトラマンシリーズに登場するメカの模型など、センターに収蔵された資料にまつわるエピソードを解説した。円谷監督が米国映画の技術などを巧みに取り入れていたことに触れ「本物のように見せるため、昔の人はいろいろな工夫をしていたことを感じ取ってほしい」と話した。

 このほか、ウルトラマン放映55周年を記念し、ウルトラマンティガに登場した「シャーロック」、ウルトラマンコスモスに登場した「シェパード」の劇中車2台が展示された。

 同センターは、市が映像関係者らでつくるNPO法人アニメ特撮アーカイブ機構と共同で整備した。円谷監督が礎を築いた特撮文化の継承や発信が目的で、模型などの資料を保管、展示する収蔵庫や図書室などを設けている。