福島県、レギュラー169円台 ガソリン価格、6週連続値上がり

 

 経済産業省が4日発表した1日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの県内平均小売価格は、10月25日時点の前回調査と比べ1円高い169円60銭だった。6週連続で値上がりし、1カ月で約10円上昇した。2014(平成26)年8月以来、約7年3カ月ぶりに169円台に突入し、事業経営や家計への打撃となる。

 灯油の店頭価格も18リットル(一般的なタンク1個分)当たり20円高い1845円となり、冬場の暖房費負担が増しそうだ。ハイオクは1リットル当たり1円10銭高い180円70銭、軽油は1円高い149円90銭だった。

 世界経済はコロナ禍から回復傾向にあり、原油の需要が高まっている。一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」による協調減産の継続で需給は逼迫(ひっぱく)し、原油価格は高値で推移しており、ガソリン価格にも転嫁された。

 調査した石油情報センターは来週の見通しについて、米国の原油在庫が市場予想を上回り、原油価格が足元ではいったん落ち着きつつあることから、小幅な値下がりを予想している。

 県石油商業組合の小林勝専務理事(63)は「2000~3000円の金額指定で給油する顧客も多く、買い控えの動きがある。事業所にとっても痛手だ」と指摘する。ただ、今週に入ってから仕入れ価格の落ち着きがみられており、「産油国が増産に踏み切れば、2008年並みの水準(レギュラーガソリン1リットル当たり170~185円台)まで高騰する事態は回避できるのでは」との見通しを語った。