調理ロボット、フライドポテト揚げる 南相馬で実証実験開始へ

 
フライドポテトを自動で揚げ、味付け場所に移動させるアーム型ロボット(左)

 調理ロボットの開発などを手掛けるコネクテッドロボティクス(東京都)は5日、南相馬市でフライドポテトを自動で揚げるロボットの実証実験を始める。実験開始を前に4日、報道陣にロボットを公開した。

 実験するのはアーム型のロボットで、一定量を自動で揚げ、味付けする場所にフライドポテトを移動させる。揚げ方の均一性を見たり、人と同じ作業量が実現できるかどうかなどを確認したりする。完全無人ではなく、店員が味付けや商品提供を担当する。

 ハンバーガーショップ「BEX BURGER(ベックス バーガー)」(東京都)と協力し、同市原町区の南相馬ジャスモール駐車場にコンテナ型の実験用店舗を設置し、一般公開する。揚げたフライドポテトについては予約制で無料配布する。一般公開と無料配布は来年2月中旬までの毎週木、金、土曜日。時間は午前11時30分~午後3時。12月以降の公開日時は変更になる可能性がある。

 コネクテッドロボティクスは、人手不足の解消を目的にロボット開発を進めている。自動でそばをゆでたり、たこ焼きを焼いたりするロボットなどを開発した実績がある。協力企業であるタニコー(東京都)の工場が南相馬市にあることや、ロボット開発のベンチャーが同市に集積していることから、実験場所に選んだ。

 実験開始に合わせ、同市とコネクテッドロボティクスは、浜通りに新産業を集積する福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の実現に向けた連携協定を結んだ。同社の沢登哲也最高経営責任者(CEO)は「南相馬市から世界で通用する技術を発信し、飲食業を盛り上げたい」と話した。