坂下只見川土地改良区に使途不明金 私的流用か

 

 会津坂下町の会津坂下町只見川土地改良区で、使途不明金があることが5日、同団体への取材で分かった。理事長職務代理者の男性は、福島民友新聞社の取材に「ある程度の金額は出たが、現時点では公表できない」と話した。金額を精査した上、月内にも開く役員、総代らを対象にした懇談会で明らかにする見通し。

 同団体は、只見川を水源として会津坂下町などで土地改良事業を行っている。関係者によると今年8月、昨年度の決算に関する財産目録と団体の口座残高に差額があることから、使途不明金の存在が発覚した。内部調査の際、当時の理事長から私的流用をほのめかすような発言があったという。当時の理事長の男性はその後、亡くなっている。

 土地改良の工事費は、国や県からの補助金や組合員の負担金で賄う。しかし、それらの入金前に支払期限が来た場合には、金融機関からの借り入れでつなぐ。借り入れは補助金や負担金が入り次第、返済する。使途不明金は、その一連の流れの中で何らかの操作があって生じたとみられる。