恵日寺、福島県指定文化財へ 審議会が本堂や山門、棟札を答申

 
恵日寺本堂(県提供)

 県文化財保護審議会は5日、磐梯町の恵日寺本堂(旧客殿)と山門、元禄十五年棟札(むなふだ)を重要文化財に指定するよう鈴木淳一教育長に答申した。県教委が22日の定例会で決定し、12月中旬以降に指定となる見通し。

 造営当初、客殿として計画された恵日寺本堂は、かまちや釘(くぎ)隠しなど上質、豪華な建築装飾が使用された跡があり、立礼式の広間型茶室としてばかりでなく「修験の世界観を顕在化させる注目すべき空間構成」と評価。残された棟札から1702(元禄15)年に落成していることは明らかで、山門については「必要以上に頑丈な構えで、戦禍を想定した造りと考えられる」とした。

 同審議会の鈴木俊行会長が5日、県庁を訪れ、鈴木教育長に答申書を手渡した。