日本を元気に「絆舞」 都内で式典、47都道府県コメの「復興の酒」

 
鏡開きをする野田地方創生担当相(右から3人目)と松本所長(左から2人目)ら

 47都道府県211地域のコメで仕込んだ日本酒「絆舞(きずなまい)」が出来上がり、5日に東京・羽田空港近くの羽田イノベーションシティで完成セレモニーが行われた。新型コロナウイルスの影響で日本酒や飲食業を取り巻く環境が厳しい中、全国の信用金庫の関係者が「日本を明るく元気にしたい」との願いを込め、3種類の日本酒を送り出した。

 震災からの復興支援や地域連携を目的に、全国の信金が展開する「興(お)こし酒プロジェクト」の一環。「絆舞」シリーズは4年目で、火入れした純米大吟醸「佳酔(かすい)」(500ミリリットル入り2200円)、生酒の純米大吟醸「爽酔(そうすい)」(500ミリリットル入り2200円)、仕込みで水の代わりに昨年の酒を使った貴醸酒「極酔(ごくすい)」(500ミリリットル入り3300円)を製品化した。1本を売れるごとに100円を被災地に寄付する。

 セレモニーでは、醸造した曙酒造(会津坂下町)の鈴木孝市社長が「全国の信金関係者や県の協力で、透明感があり、豊かな甘みの酒を造ることができた」と手応えを語った。

 来賓の野田聖子地方創生担当相は「互いの違いを認識しながら地方をつくるのが地方創生の目指すべき姿だ」と述べた。出席者が鏡開きを行い、よい仕事おこしフェア実行委員会事務局の城南信金(東京都)の川本恭治理事長、鈴木社長が野田氏に「絆舞」を手渡した。

 昨年の売上金から被災地への義援金が贈られ、本県から松本雅昭県東京事務所長が目録を受けた。