松川浦名物「浜焼き」に舌鼓 相馬、震災で途絶えた味復活

 
復活販売されたヒラメやイカの浜焼き

 福島県相馬市の松川浦近くで旅館を切り盛りする「若旦那」でつくる松川浦ガイドの会は3日、同市の浜の駅松川浦で、東日本大震災で途絶えた地元の味「浜焼き」を復活販売した。10年余りを経て再び登場した味を求め、多くの人が訪れた。

 浜焼きは震災前、観光客らに親しまれていたが、津波被害などで販売されなくなっていた。

 この日は特設の販売コーナーで、ヒラメやイカ、ホタテなどを甘辛のたれに漬けて炭火で焼き上げた。周辺には香ばしい匂いが立ちこめ、求める人の列ができた。

 同会の代表久田浩之さん(39)は「こんなに並んでもらえるとは。みんなが復活を待っていたと思うと、ありがたい」と感謝した。

 浜焼きの販売は27日と、12月11、25の各日の午前11時~午後2時にも実施する。問い合わせは相馬市観光協会(電話0244・35・3300)へ。