「ソフト五輪選手が間近に」あづま熱狂 決勝T開幕

 
今夏の東京五輪で会場になった福島市のあづま球場で開幕したソフトボールの日本リーグ女子決勝トーナメント

 東京五輪の舞台となったあづま球場(福島市)で6日開幕した日本女子ソフトボールリーグ1部の決勝トーナメントでは、上野由岐子ら五輪代表や国内トップの選手たちが日本一を懸け、熱い戦いを繰り広げた。無観客だった五輪とは違い、有観客となった球場には2727人が来場、選手の一投一打に熱狂した。

 ビックカメラ高崎とトヨタ自動車の準決勝では、2点リードの六回からビックカメラ高崎の上野が救援登板し、観客から何度も大きな拍手を浴びた。「あまりにも自分の状態が悪くて思い出に浸っている余裕はなかったけど、やっと福島のお客さんに自分たちのプレーを見てもらえてうれしかった」。上野は試合後に笑みを浮かべた。

 敗者復活戦に回ったトヨタ自動車の後藤希友も「たくさんの人が見てくれて頑張る糧になる。2連勝で日本一を目指す」と最終日に気持ちを切り替えた。

 生で見るトップ選手の迫力は観客にも伝わった。郡山市の高橋愛翔さん(13)は「五輪選手を間近で見られてうれしかった」と笑顔で話し、会津坂下町でソフトボール少年団の監督をする斎藤勝孝さん(47)は「まねはできないけど刺激になったはず。明日は練習試合なので、子どもたちのプレーが楽しみ」と発奮を期待した。