練習から緊張感、接戦勝ち抜く尚志の底力 福島県高校サッカーV

 
優勝を喜ぶ尚志イレブン=7日、郡山市・西部サッカー場

 勝負強さが勝敗を分けた。郡山市の西部サッカー場で7日行われた高校サッカー選手権県大会決勝。劇的な勝利で2年ぶりとなる全国大会への挑戦権を手にした尚志には、紙一重の戦いをものにする底力があった。

 「苦しい試合だったが、同点にされても焦りはなかった」。主将のFW松本勇斗(3年)は激戦を総括した。

 新型コロナウイルスの影響で対外試合が減る中、大切にしてきたのが東北の強豪が集うリーグ戦「プリンスリーグ東北」だ。「例年以上に重きを置いた。一試合一試合、大切に戦おうと選手にも言ってきた」と仲村浩二監督は振り返る。

 リーグ戦では現在1試合を残し14勝1分け2敗で、すでに優勝を決めている。1年を通して長く勝ち続ける中、勝利にも一喜一憂しない姿勢や高い競争意識がチームの中で培われた。

 松本はこの日の勝利に「勝ちにこだわって試合よりも厳しい緊張感で練習してきた。最後は絶対に勝てる自信があった」と強気に語った。新型コロナの影響が続く中でつかんだ2年ぶりの優勝は「常勝軍団」にふさわしい勝利だった。