小児科医確保へ寄付講座 いわき市と埼玉・日本医療科学大が連携

 
協定書を手に開設記念式に臨む(左から)新谷さん、内田市長、新藤学長

 いわき市は本年度から、日本医療科学大(埼玉県毛呂山町)と連携し、小児科医不足の解消に取り組んでいる。市が同大に寄付講座「小児地域総合医療学(いわき市)」を設け、所属する医師が市医療センターで小児科の非常勤医師として診療を行う。8日には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、春先に実施できなかった講座の開設記念式を行った。

 寄付講座は、市が取り組んでいる医師確保対策の一環として設けられた。市と同大、市医療センターが協定を締結し、4月1日から5年間、講座を開設することにした。初年度の市の寄付額は3798万円。

 講座には、同大や各地の大学病院の医師らが参加し、診療のほか、いわき市の小児科医育成に向けた課題などについて研究する。すでに活動は始まっており、医師6人が医療センターで診察に当たっている。

 8日の開設記念式では、新藤博明同大学長、市医療センター病院事業管理者の新谷史明さん、内田広之市長があいさつし、講座開設を祝った。内田市長は「慢性的な医師不足で新たな医師の招請も難しい状態。講座開設により課題の解決につなげたい」とした。