「レモン哀歌」1位 詩集「智恵子抄」出版80周年で総選挙

 
総選挙の上位作品名

 二本松市出身の洋画家高村智恵子と、彫刻家で詩人の夫光太郎の顕彰活動に取り組む智恵子のまち夢くらぶ(二本松市)は8日、詩集「智恵子抄」の出版80周年を記念した「あなたが選ぶ『智恵子抄』総選挙」の開票結果を発表し、1位には「レモン哀歌」が輝いた。

 総選挙では、智恵子抄と「智恵子抄その後」から選んだ36の候補作品で、一番好きな詩1編を投票してもらった。4月2日~10月31日に投票を受け付け、県内を中心に全国から584票が投じられた。県内では安達高の全校生徒も投票した。

 8日には、熊谷健一代表らが同市で開票作業を行った。候補36編のうち30編に投票があり、最愛の智恵子が亡くなる時のことを歌った1位のレモン哀歌が140票を獲得した。2位は「あどけない話」(127票)、3位は「樹下の二人」(112票)だった。また候補外の「もしも智恵子が」にも2票投票があった。

記念文集に結果掲載 投票結果は、夢くらぶが編集する智恵子抄出版80周年記念文集に掲載される。また、両詩集を出版した龍星閣の協力で、投票者のうち抽選で決めた120人に「智恵子抄」が贈られる。

 総選挙は、光太郎が智恵子への思いをつづった智恵子抄を後世に引き継ぎ、2人の人生や生き方を再認識してもらうのが狙い。二本松市、市教委、福島民友新聞社などの後援。