竜王戦で脚光「フェイジョア」 いわきで希少栽培、スイーツ人気

 
フェイジョア栽培とフェイジョアを使ったスイーツの発信に取り組む丸山さん夫妻

  いわき市で10月30、31日に行われた将棋の竜王戦第3局で、豊島将之竜王と藤井聡太三冠が食べた、希少な地元産果物「フェイジョア」を使ったスイーツが話題となっている。生産する同市の「楽・農・人ゆうゆうファーム」の丸山雄三さん(74)と妻友子さん(73)は「フェイジョアを使ったスイーツの魅力が広まってうれしい」と喜ぶ。

 2人に提供されたのは「フェイジョアのタルト」と「フェイジョアのプレミアム生ケーキ」。丸山さん夫妻は、南米原産でクリーム色の果肉から漂う芳醇(ほうじゅん)な香りと甘さ、酸味が特長のフェイジョアを使ったスイーツ開発に取り組んできた。

 タルトと生ケーキは、いずれも果肉をすりつぶして抽出するピューレを使っており、甘すぎないさっぱりとした口どけのいいクリームと香りが楽しめる。

 生ケーキは委託しているが、タルトは友子さんが手作りで焼いており、出荷は1日約60個が限界だ。しかし竜王戦で紹介されると注文が殺到し、同農場のホームページを一時閉鎖せざるを得なくなるほどだったという。

 17年前に栽培を始めたフェイジョアが脚光を浴び、丸山さん夫妻は「まさかこんなに注文が来るとは」と驚いている。

 フェイジョアのタルトと生ケーキは、同農場で予約注文を受け付けている。タルトは3個入り750円、生ケーキは2個入り720円。問い合わせは同農場(電話0246・83・3110)へ。