ニホンジカの生息域拡大か、東白川郡内で初捕獲

 
棚倉町の八溝山でセンサーカメラが捉えたニホンジカ=9月8日、棚倉町(関東森林管理局提供)

 関東森林管理局(群馬県)は11日、棚倉町戸中字那須道の国有林で、農作物への被害が問題となっているニホンジカ1頭を捕獲したと発表した。棚倉森林管理署によると、東白川郡内での捕獲は初めて。

 福島、茨城、栃木3県にまたがる八溝山(やみぞさん)周辺でも初めて捕獲された。同局は、県内の東北道や国道4号以東の中通りや浜通りには生息していないとされていたニホンジカが、県南地方などに生息域を拡大しているとみている。

 センサーカメラなどで事前調査し、餌や塩の塊でおびき寄せてくくりわなを使い、9月23日に捕獲した。

 ニホンジカを巡っては、農作物や苗木を食い荒らす「食害」、樹皮を剥がす「剥皮(はくひ)」などの被害が全国的に問題となっている。八溝山周辺では福島茨城栃木連携捕獲協議会による捕獲事業が10月から実施されている。同局保全課は「今後も生息状況を調べ、捕獲にも取り組む」と話した。