「人づくり日本一」重点に いわき市、来年度予算編成方針を発表

 

 いわき市は10日、来年度当初予算の編成方針を発表した。「『人づくり日本一』のまちの創出による中長期的な課題の解決」を基本方針に掲げるなど、9月に初当選した内田広之市長が、重点施策として掲げていた人材育成をベースとした市政の考えを反映した形だ。

 基本方針にはこのほか「危機を乗り越え、持続可能で安全・安心な『いわき』の実現のための取組みの推進」、「将来にわたり持続可能な行財政運営の確立」を掲げた。

 市によると、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあるものの、一般財源の大幅な増加は見込めず、公共施設の老朽化対策やまちづくり施策に対し、財政調整基金などを取り崩して対応せざるを得ない見込みとなっている。

 人づくりに関しては、雇用や教育、医療、防災、農水など各分野を支える人材育成に向けた施策を実施していく方針。行財政運営では、公共施設の最適化や未利用財産の処分などにも取り組む考えだ。新型コロナを巡る経済、感染対策の両立にも予算を重点配分するという。

 本年度の当初予算は1400億6200万円だった。市では来年度の予算規模について不確定要素が多いとして、具体的な額は示していない。