西会津「出ケ原和紙」を再興 協力隊退任の滝沢徹也さんに感謝状

 
薄町長から記念の金の名刺を受ける滝沢さん(左)

 西会津町は10日、町役場で町地域おこし協力隊の滝沢徹也さん(44)の退任式を行い、3年間の活動を振り返りながら功績などをたたえた。

 滝沢さんは千葉県出身。町内の会津藩公文書に使われた「出ケ原和紙」に魅せられ、2018(平成30)年11月から出ケ原和紙の再興に取り組んできた。

 町内での原材料の生産から製紙までの和紙作りの過程を一貫して行った。和紙そのものにとどまらず、和紙を用いた照明器具などの製作にも励んだ。

 また公民館事業として、町民に対しての和紙講座を開催、出ケ原和紙を町民自らが作ることができるよう取り組んだ。今年5月からは後継者として新たな地域おこし協力隊の育成にも力を入れている。

 退任式では、薄友喜町長が「出ケ原和紙の再興に尽力してもらった。出ケ原地域でも盛り上がりを見せつつあり、地域の中でどのように生かしていくのかを考えてほしい」と労をねぎらった。

 記念品の金の名刺を受けた滝沢さんは「出ケ原和紙が町民の営みとなっていくよう和紙を発展させ続けていきたい」とあいさつ。今後も町内で出ケ原和紙の制作と保存、発展に関する活動を継続していくという。