伊達イオンの周辺工事、道路拡幅や住宅移転 アクセス改良へ

 

 大型商業施設「イオンモール北福島(仮称)」整備を巡り、建設予定地の地権者でつくる伊達市堂ノ内地区土地区画整理組合が取り組む周辺工事の概要が12日、分かった。周辺工事は、商業施設用地へのアクセス改良などを目的としており、道路の拡幅や住宅の移転などが主な内容となっている。同日には現地で安全祈願祭が行われ、関係者が施設整備に向けた第一歩を祝った。

 周辺工事の概要は【図】の通りで、商業施設の予定地を囲うような形で事業区域を設定している。現在予定地内にある約10件の住宅は、南部に設ける宅地区域に移転してもらう。予定地東にある国道4号では、交通の利便性を高めるため拡幅工事を行う。

 このほか、国道4号と予定地の西側にある県道を結ぶ、新たな市道を整備する。予定地の北側には、農業用水路を造る。周辺工事は、2023年5月31日の完了を目指す。

 大型商業施設を運営するイオンモール(千葉市)が県に提出した新設届によると、商業施設は敷地面積が17万699平方メートル、店舗面積が6万平方メートル。鉄骨の3階建て1棟、平屋6棟を整備する計画で、周辺20キロ圏からピーク時に1日約5万7000人の集客を見込む。

 同社の担当者は福島民友新聞社の取材に対し、商業施設本体の造成工事の着手時期について、「詳細については今後発表する」とした。商業施設は24年12月1日の開業を予定している。

工事の安全祈願

 12日に行われた安全祈願祭には、伊達市堂ノ内地区土地区画整理組合などから約100人が出席。組合の直江市治理事長は「県北地域の底上げとなる活性化のシンボルとなるように早くオープンさせたい」とあいさつした。直江理事長と須田博行伊達市長がくわ入れし、工事の安全を願った。