東邦銀行が増収増益 4~9月期連結決算

 

 東邦銀行が12日発表した2021年4~9月期連結決算は、経常収益が299億700万円(前年同期比2・9%増)、経常利益が53億5700万円(同144・0%増)、純利益が37億1500万円(同305・0%増)で、4~9月期連結決算としては6年ぶりの増収増益だった。

 コンサルティング営業を強化し、役務取引等利益が伸びた。個人向けは、投資信託や生命保険の販売手数料が好調に推移した。法人向けは、大口の再生可能エネルギーに関わる事業でシンジケートローン(協調融資)を組成し、法人関連手数料が増加した。本業のもうけを示すコア業務純益は59億3100万円(前年同期比25・7%増)だった。

 与信関係費用は、新型コロナウイルスの影響が長期化することを見込み、21年3月期までに取引先の業績悪化に備えた予防的な引き当てを行っていたことから、今期は前年同期から19億円減の3億円に縮小した。

 1株当たりの配当は中間が3円に決まった。期末も3円を予定している。

 また、22年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益を従来予想の53億円から65億円に引き上げた。

 佐藤稔頭取は福島市の本店で記者会見し、「増収増益で安心感は得ている」と説明。「コロナ禍前と比べると、まだ難しい状況にあるが、(取引先の)本業の回復や地域の役に立てるようにしたい」と述べた。