福島銀行、黒字に転換 4~9月期連結決算

 

 福島銀行が12日発表した2021年4~9月期連結決算は、経常利益が前年同期の22億5200万円の赤字から4億3100万円の黒字に、純利益は22億7400万円の赤字から3億3500万円の黒字に転じた。売上高に当たる経常収益は、前年同期比4・7%減の65億300万円だった。

 新型コロナウイルス対応を中心とした融資で貸出金利息が増加したほか、法人の私募債発行手数料や個人の金融商品仲介手数料などの手数料収入が増え、本来の収益力を示す単体の本業収益が7億2200万円となり前年同期から倍増した。決算は減収増益だが、新型コロナの影響で発生した有価証券含み損を一掃したことによる前年同期の投信解約益を度外視すれば増収増益となる。

 単体の不良債権比率は1・84%で前年同期から0・12ポイント増えたが低水準を維持。期末2円とした配当予想や通期の業績予想に変更はなかった。

 福島市の本店で記者会見した加藤容啓(たかひろ)社長は、「V字回復プランが着実に進展している。新型コロナで厳しくなっている企業を、どう支えるかがわれわれの使命だ」とした。SBIホールディングスとの資本業務提携効果については「手数料収入拡大につながっている」と手応えを語った。