伝統つなぐ1本の松明 須賀川の火祭り、2年連続で規模縮小

 
激しく火の粉を吹き上げながら燃える松明=13日午後7時20分、須賀川市

 須賀川市伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」は13日、同市の翠ケ丘公園五老山をメイン会場に行われた。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて昨年同様に規模を縮小した。関係者が夜空に燃える松明を眺め、鎮魂の祈りとともに伝統継承への思いを強めた。

 須賀川市などでつくる実行委の主催。400年以上の歴史を持つとされ、例年は約30本の松明が並ぶが、今年も1本のみで実施。感染拡大防止のため、一般観覧も制限し関係者のみで実施した。

 松明は長さ約7メートル、直径約1メートルで、市民ら有志でつくる「松明をもりたてる会」が約2カ月かけて製作した。松明が点火されると、関係者が燃え盛る炎を見つめた。同会の佐藤貴紀会長(47)は「来年こそ状況が許せば、たくさんの人に見てほしい」と話した。祭りの様子は市のホームページなどで配信する予定。