再建工事安全祈る 大熊、震災と原発事故で被害の諏訪神社

 
神事に臨む参列者

 大熊町野上地区で12日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被害を受け、再建される諏訪神社社殿の地鎮祭が行われた。社殿は地震による一部損壊や原発事故の避難で人が立ち入らなくなったことなどから、老朽化が進んでいた。震災前は地元住民の集いの場としても活用されており、宮司や地元住民らの希望があったことから、再建が決まった。完成は来年11月を予定している。

 地鎮祭には地元住民や工事関係者らが出席。武内重賢宮司が神事を執り行い、参列者が工事の安全を祈った。同町野上二区の渡部一郎行政区長は「震災前は盆踊りや七五三などイベントがあるとにぎわっていた。神社は住民にとって心のよりどころとなる場所だ。再建されれば復興のシンボルになると思う」と期待を込めた。