復興の現状伝える「新聞」披露 池上彰さん、子ども記者を講評

 
池上さん(右)の講評を受けるジャーナリストスクール参加者ら

 県内の子どもたちが復興の現状を取材し発信する「ジャーナリストスクール」の最終日は14日、富岡町の町文化交流センター「学びの森」で行われ、特別講師のジャーナリスト池上彰さんを前に、子どもたちが自分たちで作った新聞を発表した。県とふくしまの学び実行委員会の主催、福島民友新聞社などの特別協力。

 子ども記者は10月30、31日に3班に分かれ、大堀相馬焼協同組合、NPO法人富岡町3・11を語る会、日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターを取材。これを基に自ら記事を書き、新聞を制作した。最終日には班ごとに新聞を発表し、池上さんから講評を受けた。

 震災語り部の体験を記事にした中島空音(あお)さん(ふたば未来中3年)は「取材を通じて幼い当時の記憶が埋まった。生まれた双葉郡で言葉に関する仕事をして、地域の人とつながっていきたい」と感想を語った。

 講評で池上さんは「震災から10年以上たち、震災経験のほぼない若い世代も増えている。だからこそ言葉で伝え続けることが大切だ」と呼び掛けた。