健康長寿の秘訣...生きがい、貯筋、たんぱく質 鎌田實さんが講演

 
生きがいづくりや運動、食事の重要性を伝える鎌田さん

 諏訪中央病院(長野県)の名誉院長で医師や作家として活躍する鎌田實さんは16日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで講演し、生きがいづくりや日常生活で手軽にできる運動と食事の工夫など健康長寿の秘訣(ひけつ)を来場者に伝えた。

鎌田さんは、高齢者でボランティア活動をしている人がしていない場合より高血圧リスクが40%低いデータを示し、「健康寿命は社会とのつながりの多さが関わる。生きがいを持ち続けることが大切だ」と述べた。

 運動の重要性については「貯金よりも『貯筋』をしてほしい。人生の最期まで人に迷惑を掛けず、自由に生きるためには筋肉勝負になる」とユーモアを交えながら指摘し、筋肉量を増やす簡単なスクワットやかかと落としを紹介。その上で「こつは持続すること。一生懸命やり過ぎると、大概は三日坊主になるので、手抜きやずぼらくらいがちょうど良い」と助言した。

 また、食事面では1日当たり体重×0・0012グラム(体重70キロの場合は84グラム)のたんぱく質を摂取することを勧め、たんぱく質を多く含む高野豆腐をはじめ、肉、魚などをバランス良く食べるよう呼び掛けた。

 講演は福島市などが主催する「ふくしまマスターズ大学」の一環。18歳以上の市民を対象とし、高齢者ら約500人が来場した。

 鎌田さんは毎月1回、本紙シニア面で「人生100年時代の新健康法」を連載している。