出所後、西口周辺を転々か 福島駅切り付け「誰でもよかった」

 

 福島市栄町のJR福島駅西口広場で女性が腹部を切り付けられた事件で、傷害容疑で福島署に現行犯逮捕された本籍山形県米沢市、住所不定、無職高橋清容疑者(69)が事件数日前に福島刑務所を出所した後、ホテルに滞在するなど同駅西口周辺を転々としていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。

 高橋容疑者が「(襲う相手は)誰でもよかった」という趣旨の供述をしていることも判明した。同署は、通行人らを無差別に襲おうとしたとみて詳しく調べている。

 捜査関係者によると、高橋容疑者は2017(平成29)年9月に強盗未遂の疑いで現行犯逮捕され、同11月に懲役4年の判決を受け福島刑務所に服役した。その後、事件数日前に刑務所を出所。ホテルに滞在したり、野宿したりするなどして過ごしていたとみられる。

高校生ら4人に感謝状

 今回の事件で、高橋容疑者を取り押さえることに協力したなどとして、県警は18日、県警本部で福島市の高校2年の男子生徒(17)ら4人に本部長感謝状を贈った。事件の性質などを踏まえ、非公開で贈呈した。

 ほか3人は、高橋容疑者を取り押さえた埼玉県川口市の会社員男性(24)と、被害女性の止血などに当たった福島市の16歳と17歳の男子高校生。児嶋洋平本部長が4人に感謝状を手渡した。