国語「中1学力向上」算数数学「下位層割合増」 福島県独自テスト

 

 県教委は18日、県内の公立校に通う小学4年~中学2年を対象に本年度実施した独自テスト「ふくしま学力調査」の結果を公表した。国語は全学年で学力レベルは上位層の割合が多かった。算数・数学では前回と比較可能な小学6年~中学2年(当時小学4~6年)は全体として学力が伸びた一方、全学年でおおむね下位層の割合が増えた。県教委は「昨年は新型コロナの影響で中止しており、詳しい要因は分かっていない」とし、分析する考え。

 調査は小学生4万1896人、中学生2万8615人を対象に4月に実施。小学生は国語、算数、中学生は国語と数学の教科で、設問に難易度ごとに12段階の学力レベルを設定。レベルの分布や正答率などから児童生徒の学力を分析した。

 県教委によると、国語では特に中学1年生は小学5年時と比較し、学力の上昇がみられた。小学4年生は2019年度の同学年と比較し、学力レベルが最上位にある児童の割合が15.5ポイント増え、44.2%となった。

 算数・数学では、全学年で学力レベルの下位層にいる児童生徒の割合が19年度の同学年と比較し、増加傾向にある。その傾向は学年が上がるごとに顕著となっており、中学2年生は最下層にある生徒が14.8%と、19年度の同学年と比べ4.2ポイント増えている。県教委は「低学年でのつまずきをそのままにしないことが重要」としている。

ゲーム時間の影響大

 調査と同時に実施したアンケートでは、平日にゲームに費やす時間について「全くしない」と答えた中学2年生のうち、約半数が国語の学力レベル上位25%に入った。一方、「4時間以上」と答えた同学年の生徒のうち、上位25%にあるのは2割未満だった。県教委はゲームの時間が学力に影響しているとみており、「家庭での約束を決めることが大切だ」と呼び掛けている。