二本松に営農型発電所が完成 太陽光、ブドウら7種栽培両立

 
完成した営農型太陽光発電所のうち、ブドウを栽培する農地部分

 二本松営農ソーラー(二本松市)が、二本松市笹屋の耕作放棄地などに整備していた営農型太陽光発電所が完成し、19日、現地で落成式を行った。最大出力1930キロワットの能力を持つ太陽光パネルの下でブドウなどの栽培を本格的に開始し、発電と営農の両立を目指す。

 同社は、市民電力の二本松ご当地エネルギーをみんなで考える株式会社と、みやぎ生協・コープふくしま、NPO法人環境エネルギー政策研究所が出資する。農地約6ヘクタールを活用し、太陽光パネル約9500枚を地上2メートルほどに設置。初年度の年間想定発電量は371万キロワット時(一般家庭618世帯分)を見込む。売電先は東北電力など。

 このうち1ヘクタールでシャインマスカットなど7種類のブドウの木100本を植え、生食用として生産する。落成式と併せて植樹式を行い、出席者がマイハート種を植えた。今後植樹を進め、4年後に4トンの出荷を目指す。残りはエゴマや穀類を栽培する。生産は系列会社の農地所有適格法人サンシャインが担う。

 落成式では、各出資会社の代表があいさつした。近藤恵社長は「脱炭素時代の新しい農業と土地利用を実現させたい」と話した。