米焼酎メーカー・ねっか、販路拡大へ ファンド投資受け新法人

 
「奥会津」を手に販路拡大や地域活性化を誓う(左から)志村社長、脇坂代表社員、須佐会長

 米焼酎メーカーのねっか(只見町)は、東北地方の中小企業の事業や経営を支援する「ダッチャファンド」の資金提供を受け、新規法人「奥会津ねっか」を設立した。奥会津ねっかが販売戦略を練り、12月1日に新発売する商品「奥会津」を中心としたねっかブランドの確立と販路拡大につなげる。 ねっかの焼酎は、只見町産米100%にこだわっており、日本酒の大吟醸のような香りやコメのうま味を楽しめる。新商品はカシの木だるで3年間熟成、ブレンドした一本。ねっかは2016(平成28)年の創業以降、国内外の品評会で上位入賞を果たしている。奥会津ねっかの設立で販売促進を図っていく。

 ファンドを運営する「ダッチャキャピタル」は、宮城県内の会津出身者でつくる、みやぎ会津会会長の須佐尚康東洋ワーク会長(73)=金山町出身=が会長を務める。須佐会長は19日、ねっかの脇坂斉弘代表社員(47)と共に只見町で記者会見し「奥会津を思う気持ちが通じ合った。地域のために少しでも力になりたい」と話した。脇坂さんは「地方が衰退する中、地域経済活性化のための経営を進めたい」と抱負を述べた。

 奥会津ねっかへの出資額は3000万円で、社長に脇坂さんが就いた。

 ダッチャキャピタルの志村孝信社長(65)が同席した。

輸出用日本酒出荷へ

 ねっかは20日、国内第1号となった輸出用に限定した清酒製造免許による日本酒「雪龍(スノードラゴン)」の出荷を始める。焼酎と組み合わせた500セットが神戸港から香港に向けて出発する予定。