IgA抗体活用...今度はスプレー 福島医大が開発、12月販売へ

 
福島医大が開発したIgA抗体配合スプレー

 福島医大は、新型コロナウイルスの感染阻止に有効な「IgA抗体」を活用したIgA抗体配合スプレーを開発した。スプレーは、既に試作品を発表しているIgA抗体マスクとともに、12月1~6日に福島市のJR福島駅前にある、いちい街なか店で販売される。

 医大はIgA抗体を使った治療薬の開発を進めているが、研究成果をいち早く社会に還元するためにマスクとスプレーを開発した。

 スプレーの1回の噴霧に約140億個のIgA抗体が含まれており、布マスクや洗えるマスク(ポリエステル素材)に吹き付けて使う。不織布マスクは水をはじくため使用できない。ディー・アール・シー(東京都)が製造し、いちい(福島市)が販売する。1本30ミリリットルで希望小売価格は3278円。フィルターにIgA抗体が吹き付けられているマスクは、ゼファー(須賀川市)が製造を担い、IgA・JAPAN(郡山市)が販売する。希望小売価格は20枚入り1箱3960円。

 医大で研究を担当する高木基樹教授は「感染状況が落ち着いていてもマスクの着用は続けなければならない。不特定多数の人が集まる機会などで、感染を防ぐ能力の高いマスクを使用してほしい」と話している。