「太陽光発電付きEV実験」いわきで発進 ひまわり信金活用へ

 
ひまわり信用金庫の営業車両として導入された電気自動車と台理事長(左)ら

 いわきバッテリーバレー推進機構は24日、いわき市で太陽光発電機能を搭載した電気自動車(EV)の走行実証実験を始めた。自動車部品の開発などを手掛ける村上商会(東京都)と連携し、ひまわり信用金庫の営業車両としてEVを活用する。来年2月までの予定で、機構などは実証実験を通じて低炭素社会実現に向けて走行データを集め、EVを活用したカーシェアリング事業や車両の電動化技術の開発につなげる。

 実証に使う車両は村上商会が開発した。既存のEVの屋根に畳1畳ほどの大きさのソーラーパネルを搭載し、太陽光で発電した電力で1日約7~10キロ走行できるという。同社は2年後に車両自体が太陽光などで発電した電気で走行時の電力をまかなう「充電レス」のEVの開発を目指している。将来的なカーシェアリング事業を目指している機構と連携が実現し、同信金の協力で実証実験につながった。

 いわき市の同信金本店で行われた納車式では、同信金の台(うてな)正昭理事長が「地域の金融機関として温暖化抑止の一翼を担うことができる。脱炭素の取り組みの広報にもつなげたい」と実証実験を行う意義を語った。