99歳「翁」集大成の舞 伊達の菅野義治さん 孫、ひ孫と舞台に

 
集大成のステージに臨んだ菅野義治さん

 99歳の「翁」が集大成のステージに立った。新日本舞踊の山桃(さんとう)流山桃会(伊達市)の師範を務める「山桃永伸翁(えいしんおう)」こと菅野義治さん(99)=伊達市霊山町=は21日、伊達市の霊山中央交流館で開かれた舞踊ショーに出演し、約30年にわたる舞踊生活の成果を披露した。

 菅野さんは「運動のために」と、69歳から歌謡曲に合わせて踊る新日本舞踊を始め、週3回の稽古で芸を磨いた。菅野さんの影響で始めた孫の杉田庸子さん(43)=福島市=、庸子さんの息子・和悠(かずひさ)君(6)=岡山小1年=も踊りに夢中だ。菅野さんから指導を受ける和悠君は「ひいじいちゃんは優しく何でも教えてくれる」、杉田さんも「じいちゃんは立ち姿が堂々としていて踊りがかっこいい」と尊敬する。

 山桃流舞踊ショーに孫、ひ孫と共に3代で出演を果たした菅野さん。ステージで、村田英雄の「人生劇場」と美空ひばりの「唐獅子牡丹」の音楽に合わせて傘や扇子、手拭いを手に持ち、力強い踊りを披露した。

 踊り終えた菅野さんは「夢中で踊りました。緊張したが、楽しかった」と家族に囲まれ笑顔。今回でステージ披露を一区切りとするが、「これからも体が動く限り、踊りに携わりたい」と稽古やひ孫への指導に励む覚悟だ。