東北電「省エネ小型植物工場」提供開始 生産安定化や環境負荷低減

 

 東北電力は25日、植物工場に関する技術力やノウハウを持つプランツラボラトリー(東京都)と連携して、農作物の生産安定化や環境負荷低減を図る新たなサービス「創・省エネ屋内農場システム」の提供を始めた。

 プランツ社の天候や自然災害に左右されない屋内農場の栽培技術と、東北電の太陽光発電や蓄電池、効率的なエネルギー管理などを組み合わせた「省エネ小型植物工場」を提供する。

 東北電によると、農産物の生産・品質の安定化が図られるほか、無農薬栽培など農作物に付加価値を付けることが期待される。さらに小売店近くに省エネ小型植物工場を設置することで、流通時に発生する二酸化炭素(CO2)を抑えられるとしている。

 農業では生産者の高齢化や担い手不足、自然災害による農作物への被害などが課題となっており、新サービスを通じて持続可能な農業のモデル構築を目指す。

 導入費用は施設規模や栽培する農作物などによって異なるが、おおむね数千万円を見込む。両社は東北地方や新潟県で実証施設の設置準備を進めており、来春にはレタスなどの野菜の出荷を予定している。

プライム市場を選択

 東北電力は25日、東京証券取引所が来年4月に予定する市場再編で、現行の東証1部に相当する最上位の「プライム市場」を選択申請すると発表した。7月に東証からプライム市場への上場維持基準を満たしているとの判定を受けていた。