最先端の手術支援機器2種導入 福島、大原綜合病院が県内初

 
「Oアーム2」(中央の円形の機器)など最新の機器を使って手術を行う佐藤院長(中央)=11月9日(大原綜合病院提供)

 大原綜合病院(福島市)は、脊椎手術を支援する最先端の医療機器を導入した。手術を受ける体勢の患者をコンピューター断層撮影(CT)で3次元画像にする「Oアーム2」と、その画像を基にした手術を可能にするナビゲーションシステム「ステルスステーションS8」の2種類。従来のように手術中にCTを撮る必要がなくなり、患者とスタッフの被ばくを減らしつつ高精度な手術を行うことができるという。

 この2種類を導入して脊椎手術を行うのは、民間病院では県内初。大原綜合病院は県内最多レベルの脊椎手術を手掛けていることから最新機器の導入を決めた。

 椎体骨折などの治療で背骨に金具を入れる手術では、これまでは手術中に確認のために複数回にわたってCTを撮る必要があった。新たな機器を使うと、術前に撮影した3D画像を基に手術を行うことができるためCTでの確認が不要となり、CT撮影による患者やスタッフが被ばくする機会を減らすことが可能になった。手術時間の短縮にもつながった。

 11月9日から実際に手術で使っており、今後、耳鼻咽喉科や脳神経外科の手術でも使う方針。佐藤勝彦院長(64)は「被ばくを抑えながら、精度が高く安全な手術を提供できる」と意義を語った。