東京電力「地質調査」開始 海底トンネル、処理水海洋放出巡り

 
台船(右)を使った海上ボーリング調査の様子(東電提供)

 東京電力は14日、福島第1原発の処理水海洋放出方針を巡り、新設する海底トンネルのルートや形状の検討に反映するために台船を使った海上でのボーリングによる地質調査を始めたと発表した。

 調査は同日午後2時ごろ、岸壁から約700メートルの地点で始まった。長さ35メートル、幅20メートル、重さ約840トンの台船を海上に固定し、海底の深さ約19メートル地点まで掘り進める。5~10日ほどの調査期間を見込んでいる。

 このほか、岸壁から400メートル、1キロの地点でも同様の調査を計画しており、それぞれ21メートル、11メートルまで掘る予定。ボーリング調査を巡っては当初、今月上旬に着手する方針だったが、悪天候の影響で作業を見合わせていた。

 東電は年内の完了を目指す一方「気象、海象を見ながら安全を最優先に進める」としている。