小高診療所、待望の開所 内科と外科できょう外来診療開始

 
テープカットで診療所の開所を祝った関係者

 南相馬市が旧市立小高病院跡地に整備した市立総合病院付属小高診療所の開所式典は15日、同市小高区の現地で行われた。16日から診療を開始する。今後、小高区の地域医療の充実と住民の帰還促進などが期待される。

 式典には約25人が出席。門馬和夫市長が「小高区の診療機能、健康づくりの拠点として一体的に活用できる。施設が小高区の復興の大きな一助となることを期待する」とあいさつした。関係者がテープカットで開所を祝った。

 同診療所はこれまで、旧市立小高病院の解体に伴い、2019年から小高保健福祉センター内で暫定的に診療を行ってきた。

 新しい診療所の医師はこれまでと同様、常勤1人、非常勤3人の4人体制。内科と外科のほか、小高区内の高齢化率を考慮し、在宅診療も引き続き行う。延べ床面積は、解体せずに活用する旧市立小高病院の外来診療棟と合わせて565平方メートルで、総事業費は約4億円。レントゲン室を新設したほか、診察室を3室に増やした。

 市は医師の確保を進め、将来的には入院などが可能な有床化を目指している。

 診療受け付けは平日の午前8時30分~同11時30分と午後2時~同4時30分。問い合わせは同診療所(電話0244・44・2025)へ。