木のおもちゃ...出合える場に 鈴木さん、コロナ禍機に週末起業

 
「木のおもちゃに出合う場所をつくりたい」と、玩具店を開いた鈴木さん

 すべすべとした手触りや美しい色合いの木製おもちゃが並ぶ玩具店「木のおもちゃラッタ」が、福島市早稲町に開店した。店主は、子育てサークルなどのイベントにおもちゃを貸し出す活動をしてきたおもちゃコンサルタントの鈴木真理さん(54)。コロナ禍で乳幼児向けのおもちゃイベントが減少したことをきっかけに、「木のおもちゃに出合ってもらえる場所をつくろう」と、長年の夢を実現させた。

 店内に並ぶのはドイツやスイス、スウェーデンなどの欧州メーカーや、南会津町など国内メーカーのおもちゃ。赤ちゃんが握って遊ぶガラガラや、手押し車、積み木、汽車、玉転がしなどのほか、子の成長を記録する身長計、家族で遊べるボードゲームなど約130種のアイテムがそろう。

 「木のおもちゃは子どもが自分で考えたり工夫したりして動かして遊べるところが魅力。いろいろな方法で飽きずに遊べ、耐久性も高いです」。こう話す鈴木さん自身は、第一子出産時に木製手押し車を贈られたことで木のおもちゃに魅了された。

 子育てをしながらおもちゃコンサルタントの資格を取得し、自分で買い集めた木製おもちゃコレクションを携え、イベントなどで木のおもちゃの楽しさを伝えてきた。

 いつかおもちゃ屋を開きたい、という漠然とした思いは昔からあったというが、コロナ禍で世の中の状況が変わったことを機に「やってみよう」と決心。塾講師の仕事もしているため、営業は基本的に金、土曜のみの「週末起業」のスタイルを選んだ。

 「手にとって製品の良さを感じてほしい」と、店内には客が遊べる見本のおもちゃを用意し、鈴木さんも一緒に遊びながら、楽しい使い方を紹介している。

 今後の目標は「1人でも多くの人に木のおもちゃを知ってもらうこと。おもちゃを受け継いで使う欧州のおもちゃ文化も伝えていきたいです」と笑顔を見せた。

 店の住所は福島市早稲町2の4。営業は金、土曜午前10時~午後6時(19日は特別営業、午後1時30分~同6時)。詳細はインスタグラムで案内している。