「長高ねぶた」最後の雄姿 22年度に統合、文化祭で引き回し

 
統合前最後の文化祭に合わせ、ねぶたを引き回しした生徒たち=須賀川市・長沼高

 来年度に統合される長沼高は18日、同校で開かれた文化祭「日高見祭」に合わせて、今年制作した"長高ねぶた"の引き回しをした。生徒らは「らっせーらー」の掛け声とともにねぶたを載せた台車を動かし、統合前最後となる雄姿を披露した。

 同校は1991(平成3)年から毎年のようにねぶたを制作、例年9月ごろに須賀川市長沼地区で行われる「長沼まつり」で引き回しをしてきた。今年はコロナ禍でまつりが中止となり披露の場を失ったが、代わりに文化祭に合わせて実施しようと準備してきた。

 今年のねぶたは、7月ごろから約2カ月かけて制作。「困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が見える」との願いを込め、雲の外には青空が広がっているという意味の「雲外蒼天」と題した。生徒が骨組みに和紙を貼って色とろうを塗り、高さ約3メートルの不動明王と弁財天をつくり上げた。

 この日は、約65人が踊り手の「ハネト」と台車引きに分かれて引き回しをした。ねぶた制作の実行委員長、五十嵐夏菜さん(3年)は「ねぶたをつくれなくなるのは寂しいが、最後に思いの詰まった作品を披露できて良かった」と話した。