伝統の大俵完成 坂下、1月14日の初市で2年ぶり東西引き合う

 
大俵引きで使う大俵を完成させた遠藤さん(後列左から2人目)ら

 来年1月14日に会津坂下町の町役場前通りで行われる伝統行事「坂下初市・奇祭大俵引き」で、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛を願い、東西に分かれて引き合う大俵が21日に完成、同町南車庫で報道陣に披露された。

 約40年にわたり大俵作りに関わり、後進の指導に当たる遠藤重夫さん(85)ら男女7人が作業に取り組んだ。長さ4メートル、高さ2・5メートル、重さ5トンの大俵に、最後の仕上げで五穀豊穣を願って五つの穀物が入った藁苞(わらづと)などを飾った。

 作業に加わり5年の佐藤貴光さん(46)は「力加減は分かってきたが、まだまだ皆さんの足元にも及ばない」と話した。遠藤さんは「若い人の力で将来につなげていってもらいたい」とエールを送った。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止した大俵引きは、年明けに2年ぶりに開催される予定。