残糸を活用、ニット帽と腹巻き開発 紺野機業場と京都・ミツフジ

 
藤原町長(右)に新製品のニット帽と腹巻きをお披露目する紺野専務(中央)と寺井工場長

 絹織物の製造販売を手掛ける紺野機業場(川俣町)と川俣町に製造拠点を持つミツフジ(京都府)が、織物の製造過程で出る川俣シルクの「残糸」とウールを使った乳幼児向けのニット製品を共同開発した。23日から紺野機業場のオンラインストアで販売する。

 紺野機業場によると、製造過程で年間2、3キロ出る残糸を廃棄しているという。残糸を利用した冬物製品を開発できないかと考え、今春からミツフジと開発を進めてきた。

 開発したのはニット帽と腹巻き。残糸とウールを混紡した糸をミツフジに提供して製品化した。希少な糸のため、ミツフジの「ホールガーメント」と呼ばれる無縫製横編機を使い、立体的に無駄なく編み上げた。肌触りが良く、保温性が高いという。

 価格はニット帽が2000円程度、腹巻きが3000円程度で各100点限定となる。セット販売は5000円程度。

 町役場で22日、完成報告会が開かれた。紺野機業場の紺野峰夫専務とミツフジの寺井義典福島工場長が藤原一二町長に新製品の開発経緯や概要を説明した。紺野専務は「川俣シルクを使った新しい製品を通じて伝統産業の良さも同時発信したい」と話した。

 問い合わせは紺野機業場(電話024・566・3024)へ。