須賀川・国史跡「宇津峰」に無許可で登山道 看板や階段設置

 
「馬車道新道」と書かれた看板などが無断で設置された区域(須賀川市提供)

 須賀川市の国史跡「宇津峰」の指定区域内に、無断で看板や階段、手すりが設置された登山道が作られていたことが22日、分かった。市は、無許可の現状変更が文化財保護法違反に当たるとして、撤去と現状回復を求める方針だが、設置者などは分かっていないという。

 市によると、正規の登山道の分岐点そばに「馬車道新道」などと書かれた看板が立てられ、木の階段や手すりが設置されていた。また、周辺の草が刈られて道ができていたという。

 9月ごろに関係者から連絡があり、市が現地を確認した。国史跡の現状変更には文化庁の許可が必要だが、市や国に申請や問い合わせはなかった。設置した人物のほか、設置された時期なども分かっていないという。

 市は「安全が確保されていない」として、無断で作られた登山道を立ち入り禁止とする。市の担当者は「史跡は共有の財産。(設置した人物に)現状回復を求めたい」とした。