GAP第2期へ一丸 キックオフイベント、知事「日本一再挑戦」

 
キックオフイベントに臨んだ(左から)辻氏、滝田氏、菅野会長、内堀知事、小泉衆院議員と福島明成高の山岸もえさん、桑島大地さん

 「ふくしま。GAPチャレンジ」の第2期(2021~30年度)スタートに当たり、県とJA福島中央会は23日、福島市でキックオフイベントを行った。内堀雅雄知事、菅野孝志会長らが成果を振り返り「GAPによる持続可能な農業の実現」に向け思いを一つにした。

 2017年の宣言時に立会人となった小泉進次郎衆院議員、吉野家ファーム福島の滝田国男専務・農場長、福島明成高生、イオン東北の辻雅信社長らが参加し、それぞれの立場から意見を述べた。農作物の品質の評価に加え、現場の作業効率や意識の向上につながったり、高校生が育てたコメやモモが東京五輪で食材に活用されたりと、積み上げてきた成果が報告された。

 第2期に向けては、内堀知事が「『GAP日本一』に再度挑戦したい。GAPによって農業経営を改善して持続できる農業を目指し、消費者や流通業者による取り扱いを拡大していきたい」と決意。菅野会長は「所得向上や若い担い手の育成、安全安心はもとよりカーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)を念頭に、人や環境への優しさをベースに置いたGAP取得を進めていく必要がある」と話した。

 小泉氏は「(GAP取得を)農家の手取りにつなげていけるかが大事だ」と指摘。「取得を増やし、農業の輸出も増やし、稼ぎを増やせるよう、政治の後押しをしっかり続けていきたい」と述べた。

 辻氏は県内のイオン各店に設けるGAP認証農産物コーナーの売り上げが上がっていることを紹介し「社会全体のSDGsへの認識が高まっている中で、需要や関心は着実に高まっている」と指摘した。

 イベントの様子は全国に生配信された。