福島の薬局に指定取り消し処分 厚労省、調剤報酬480万円不正請求

 

 厚生労働省は23日、調剤報酬約480万円を不正に請求したとして、健康保険法に基づき、福島市の共創未来松川薬局(11月30日付で廃止)の保険薬局の指定を取り消し相当とする行政処分を決定したと発表した。

 厚労省によると、松川薬局は、ファーマみらい(東京都)が開設。同社が運営する別の薬局で行った調剤を、松川薬局で処方したように装い、本来よりも高額な調剤報酬を不正に請求していた。期間は2017(平成29)年2月~18年3月ごろとみられ、2607人分の1万882件を請求したという。

 不正請求の金額は精査中だが、判明した分だけで487万9842円に上るという。薬局が廃止届を提出している場合、指定取り消しを行えないため、取り消し相当とした。

 また同省は、診療報酬を不正に受けたとして、須賀川市の石井じゅんデンタルクリニックの保険医療機関の指定を取り消したと発表した。開設者の石井淳氏(64)の保険医登録も取り消した。

 同省によると、患者を治療する際、実際には行っていない治療をしたり、より高い報酬が出る治療をしたと見せかけ、不正に請求していた。2016年10月~20年8月に63人の治療で不正があったという。